犯罪迷宮アンヘルの難題騎士

帝国騎士団に所属するが、ダンジョン内での犯罪の取り締まりという特殊な任務にあたる迷宮機動小隊。そこに新たに配属されたのは帝国でも有数の名家出身のエリート騎士・ラトラ=ヴァンクス。正義感に燃えるが、ダンジョンという特殊な環境でうまくやっていけるのか、コンビを組まされたカルドは疑問に思っていたが…。
2021年1月に発売。
“解術師アーベントの禁術講義”(紹介はこちら)の作者の新作。
ハードボイルド×ファンタジーという“コップクラフト”(1巻の紹介はこちら)的な感じだけど、こっちは純粋ファンタジー。あ、でも銃は出てくるな。そのせいでハードボイルドなイメージなんだけど。
とはいえ、ラトラは正義感と技量はあるんだけど、精神的にかなりポンコツというか打たれ弱いというか(笑) カルドがいなければあっさり退場という感じだったんだけど、その分、物語の中での成長はたいしたもんだということになるかなぁ。
組織のしがらみとか、突っ走る現場とか、そんな要素もちゃんと(?)入ってて、全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 犯罪迷宮アンヘルの難題騎士 川石折夫
コメント
コメントの投稿