ベタ惚れの婚約者が悪役令嬢にされそうなのでヒロイン側にはそれ相応の報いを受けてもらう

「傲慢で悪辣な行いには我慢ができぬ。エリザベス・ラ・モンリーヴル公爵令嬢。君との婚約は破棄させてもらう!」
大ヒット恋愛小説『聖なる乙女は夜空に星を降らせる』とまったく同じ決め台詞で王太子ヴィンセントから婚約を破棄されたエリザベス。
傍らでニヤリと笑う性悪ヒロインに怒り爆発――と思ったら、当の王太子が振り向き、ヒロインを断罪しはじめた?
プロローグはエリザベス視点、
本編は王太子ヴィンセント視点で、婚約破棄のシナリオから大好きな婚約者エリザベスを守るため私怨たっぷりに奮闘するお話です。
(※エリザベスは政略結婚だと思っている)(サイトの紹介文より)
2020年12月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
悪役令嬢モノだけど、主人公は王子様の方で、なかなかに新鮮。たぶらかされるアホな王子様じゃなくて、婚約者の一目惚れしていて、寄ってくるヒロインの背後を探りつつ、思惑に乗ったふりをして…ってな感じ。
まあ、理屈で考えれば、大身の貴族令嬢の婚約者をほっぽらかして、ポッと出のヒロインになびくなんてそうそうないわけで、そういう意味ではリアルな展開なんだけどね。ただ、ヒロインも強力なスキルを持ってたりして、簡単には行かないというか。。。
全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
コメント
コメントの投稿