異世界はジョーカーに微笑んだ。

八歳で初めて人を殺し、成長しても趣味で殺人を犯していた“ジョーカー”は、住処を見つけられ、突入してきた特殊部隊もろともミサイルで攻撃されて死んだ。と思ったら、異世界アルゲンベスタに召喚される。自らの命と引き換えにジョーカーを召喚した悪魔は神々を殺して欲しいと、異能を授けるが…。


2020年8月に発売。
“キミとは致命的なズレがある”（紹介はこちら）とか“俺が生きる意味”（紹介はこちら）とかの作者の新作。
ダークな感じの話という意味では前の作品たちと変わらないんだけど、今回は主人公が超然としてるというか、ダークヒーローな感じで開き直ってるというか。悪辣な連中をそれ以上に悪辣に殺すという感じで、落として上げる（？）的なんだけど、小悪党は簡単にやっつけられるとしても、最終目標の神々はなかなか大変そう。
かなり鬱な文章もあるので万人向けではないかも知れないけど、やまぞ～的にはかなり面白かった。

★やまぞ～的評価：◎