呪いの魔剣で高負荷トレーニング!? 1

田舎貴族の三男トリスは、幼い時から跡継ぎには無縁と冒険者を目指し、剣術の稽古や魔法の訓練に励んでいた。
その一心不乱に努力する姿を見た両親は、偶然手の届く金額で売られていた魔剣を手に入れ、トリスが8歳の誕生日にプレゼントする。
後にわかったその魔剣の名は『ライザック』。
その能力が鑑定不能という事で安く購入する事が出来た魔剣だったが、その切れ味だけは凄まじかった。
魔剣を贈られたトリスは両親に大いに感謝し喜んだ。
片時も離さず、それこそ寝る時も抱いて寝るほど気に入り、鍛錬にも一層励むようになった。
それから7年。
成人とされる15歳を迎えたトリスは、冒険者資格認定試験にて剣の腕を評価され、見習い期間免除で合格する。
そんな折、大規模なゴブリンの集落が見つかり、トリスは討伐クエストに志願した。
しかし、初めての討伐遠征に意気込んでいたトリスの前に現れたのは、Bランクの魔物『ゴブリンジェネラル』。
討伐隊は健闘するものの、やはりゴブリンジェネラルには敵わず壊滅の危機に。
トリスも魔剣を駆使して奮闘するが、ジェネラルのあまりの膂力に、片時も手放したことのなかった魔剣を吹き飛ばされてしまう。
もうここまでかと諦めかけたその時……。
トリスは自らに溢れんばかりの力が漲っていくのを感じるのだった。(サイトの紹介文より)
2020年5月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
呪いの魔剣がトレーニング代わりになっていたというのはともかく、7年間気付かずに、というところがなんとも…。それで人並み以上の力が出せるようになるぐらい訓練って…。
まあ、そのおかげでヒロインと仲良くなれたし、向かうところ敵なしぐらいな感じにはなってるんだけどね。…ただし、正体は隠さなきゃいかんのだけど(笑)
勘違い系と、無双系と混ざった感じの話かな。
全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
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