マジック・メイカー

三十歳にもなりながら魔法を使いたいと思っていた男は不意に死んでしまい、目覚めると異世界に転生していた。シオンと名付けられた彼は、異世界ならば魔法もあるだろうと期待に胸を膨らませていたが、その世界には魔法が存在しなかった。
落ち込み、無気力になるシオンだったが、ある出来事をきっかけに魔力の存在を発見する。

「そうだ。魔法がないのならば自力で作ればいい」

そう考えたシオンは、その日から魔法の研究を始める。やがて魔法でしか治せない病の蔓延、魔法でしか倒せない敵との邂逅を経て、シオンは世界を救う英雄となっていく。これはただの魔法バカが運命に翻弄されつつも、魔法の力と不屈の闘志で乗り越え、最終的に人々に魔法を布教していく、そんな物語である。（サイトの紹介文より）


2020年5月に発売。
元はweb小説（サイトはこちら）。
“アンリミテッド・レベル”の作者の新作。
“こけの一念岩をも通す”という感じで、たぶん使えなかったとしても本人的には努力をしたんだろうなと、そんな話。
理論どころか、魔力が見える人間すらロクにいない状況なので、全てトライアンドエラーで、しかも数ヶ月とかやっても実りがなかったりすることも。まあ、結果としてできるようになって良かったね。という感じで、それが役立つ場面もあるんだけど、今度は周囲に理解させるのが大変というか。。。
全体としては、まあまあ面白かったかな。

★やまぞ～的評価：○