悪役希望の骸骨魔術師

全感覚没入型VRデバイスが一般的に普及した未来。このデバイスはあらゆる分野で利用されており、それはゲーム業界でも同じである。人々はまるで異世界に迷いこんだか、あるいは近未来にタイムトラベルしたかのような経験が可能ということもあって、全世界であらゆるジャンルのVRゲームが飛ぶように売れていた。
そんな好調なVRゲーム市場に、一本の新作タイトルが舞い降りる。その名は『Free Species World』。煽り文句は『あらゆる種族に成れるファンタジー』であった。人間にも、獣にも、はたまた魔物にも成れるのだという。人型以外の姿を取ることが可能なVRゲームは世界初であったので、βテストの抽選は数千倍、製品版の予約は開始一秒で売り切れ状態となっていた。
これは後に社会現象を起こす程に大人気となったVRゲームで悪役ロールプレイに撤し、一つの大陸を支配して名を轟かせたとある社会人のプレイ日記である。(サイトの紹介文より)
2020年2月に発売。
元はweb連載(サイトはこちら)。
種族としてモンスターを選んで悪役志望ということで、“はじまりの街”には入れないという罠。めげずに街の地下に潜伏して、地道に鼠を倒してレベルを上げて…ってな感じ。まあ、同好の士もわずかながらいて、さみしくなくなったり、運営からはちょっぴり優遇されたりはしてるけど、名をとどろかせるには道のりが…という感じ。
まあ、本人はかなり楽しんでやってるし、攻略組とは全然別方向で最前線を突っ走ってたりして、全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 悪役希望の骸骨魔術師 毛熊
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