ゴブリンの勇者1
翡翠の迷宮と呼ばれるダンジョンの第二階層には一体のユニークモンスターが存在していた。最弱の魔物とも呼ばれるゴブリンの特殊個体であるそのモンスターは他のゴブリン達よりも少しだけ強く、少しだけ考える力を持っていた。
ある日名も無きゴブリンは、理性を本能に塗り潰されながら一人の人間を殺すことに成功する。その人間とは謀略の末に死の縁にまで追い込まれた勇者であった。勇者を殺し莫大な経験値を獲得し、考えることが出来るだけの知力を手に入れたゴブリンは、勇者が持っていた無限収納(インベントリア)を腰に携えて迷宮の底へと潜っていく。自らを追い立ててきた人間の強さを学び取り、誰からも殺されない強者となるために。(サイトの紹介文より)
2019年4月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
“転生したらスライムだった件”とかに通じる最弱キャラの下剋上というか。この話の場合は、転生したとかじゃなくて元からゴブリンってところがすごいけど。基本あんまり物を考えない設定のモンスターなんだけど、例外の個体で運に恵まれて、大幅レベルアップして知力もアップという。しかも勇者の装備を受け継いで、それに助けられて簡単には死ななくなって、生き延びて…って感じ。チートではあるんだけど、地力があんまり強くないから慢心せずに強くなろうとするのはストイックで良い感じかな。
全体としては、けっこう面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
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