おれ、NO力者につき!
人類のほとんどが“ギフト”と呼ばれる特殊能力を持っているのに、極小の確率の無能力者である宇津木航平。だが高校生になって、そんな自分とも折り合いがつき、他の事を頑張る形でそれなりに生きていた。まわりの人間も気にせず接してくれていたが、ある時、生徒会長が航平のことを知り、同情からとんでもないことを考え出し…。
2017年5月に発売。
“陰からマモル!”とか“ツノありっ!”(1巻の紹介はこちら)の作者の新作。
ほとんどみんなが能力を持っているとは言っても、けっこう微妙な能力とか、便利だけど代償がいるものも多いからな。…とはいえ主人公は本気で何の能力もなしで、代わりに秘められた力があったりもしない。航平のような“ギフト”のない人間は保護しなければと、とんでもないことを言い出した生徒会長相手にそれを撤回させるために、能力ありのバトルをするハメになって…ってな展開。
力を貸してくれる微妙な能力者を率いて、ひたすら知恵を絞って頑張るという。まあでも普段から努力してるだけあって、いろいろ頭は回るし、何とかかんとか。…しかし、登場人物が何というかチョロいな(笑) まあ続きなんて考えてないそうなので、それでもいいんだろうけど…。
とはいえ、そのおかげで一冊としてまとまってるし、全体としては、けっこう面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
タグ : おれ、NO力者につき! 阿智太郎
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