クラスメイトが使い魔になりまして

魔術師の学園で進級試験を受けた芦屋想太。無難にクリアしたものの、同級の優等生・藤原千影に絡まれ、その試験を見学させられた挙げ句、召喚失敗に巻き込まれ危うく死にそうになる。なんとかしようとしたら、藤原千影を使い魔にすることになってしまう。使い魔と言っても、絶対服従とかではなく、罵詈雑言を飛ばしてくるが…。
2019年5月に発売。
当然ながら、同居するハメになって、いろいろトラブルが…と思ったら、意外とそうでもないというか、なんか真面目に学生やってるね。むしろ、他の同級生とか先輩に変なのがいて、そっちと渡り合うことに。まあ、色恋展開するにはヒロインが途中で姿を消したりしてたしなぁ。。。
まあ王道(?)な展開って訳ではなかったけど、これはこれで、まあまあ面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
タグ : クラスメイトが使い魔になりまして 鶴城東
のけもの王子とバケモノ姫

巨大な壁を建設し、中に閉じこもった人間達。人口が増え、科学が発達したことで、外へも拡張する計画が出る中、不治の病にかかった第三王子シュウは、感染の可能性を疑われ、壁の外に追放されてしまう。ちょうどそこに人間と敵対する異形のモール族が襲来し、ひょんなことからシュウは彼らと同行することになり…。
2019年5月に発売。
異形っていっても、いろいろありすぎ。大きさまでバラバラだしなぁ。ヒロインは比較的人間に近いけど、逆にそれが差別の対象だったり。で、主人公のシュウの方は最初は腐ってたけど、途中から開き直った感じで、むしろ積極的にモール族に馴染んでって、なんというかもともと素質は悪くないのか、いろいろ考えて、いろいろできるようになって…ってな展開。ちょっと異色な感じだけど、剣と魔法の話だし、ファンタジーではあるよな。
全体としては、けっこう面白かった。
あとはタイトルの言葉の対比がなかなか良い。
★やまぞ~的評価:○
タグ : のけもの王子とバケモノ姫 平尾隆之
最強と呼ばれた冒険者、低ランク魔物を極める。1

かつては高ランクの魔物を狩り、その強さを謳われたシオン=ディターズだったが、現在は低ランク魔物を追う変わり者扱いをされていた。そんな彼のもとに派遣された見識士レンは、最初は不満を訴えていたが…。
2019年5月に発売。
“シンマと世界と嫁フラグ”(1巻の紹介はこちら)とか“邪神攻略者の戦技教導”(1巻の紹介はこちら)とかの作者の新作。
名誉とかお金に見向きもしない変わり者なんだけど、そこには一本芯が通っている…ってほどでもないか。高邁な理想とかじゃなくて好奇心がメインって言ってるし。まあでも、侮ると足下救われる低ランク魔物を調査して、みんなのためにっていうのもあるので、めぐりめぐって実は大切な仕事だったり。
章ごとに話はつながってるけど、別モンスターを扱ってて、シオンがこんな風になったきっかけとそれにまつわる因縁の話なんかもあったり。
全体としては、けっこう面白かったかな。。。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
死人の声をきくがよい12

父親の勧めで超常現象対策局の講習を受けることになった岸田。そこへ訪れた八代にゴースト教団のことを聞き…。
2019年2月に最終12巻が発売(前の紹介はこちら)。
とうとう最終巻か。いろいろ迷走してたような気もするけど、ラストはなんとなくそれっぽい感じかな。というか、普通に世界がぼろぼろなんだよな…(笑)
★やまぞ~的評価:○
タグ : 死人の声をきくがよい ひよどり祥子
リビルドワールド1(上)

命賭けで足を踏み入れた旧世界の遺跡で、少年は全裸でたたずむ奇妙な美女と出会った。
スラム街から這い上がるためにハンターとなった少年の名はアキラ。アキラにしか見えない非現実的な美貌と、誰にも触れられない魅惑的な肉体を持つ、得体の知れない美女の名はアルファ。
アルファは真意など欠片も見せない微笑みでアキラに依頼を持ちかけて、アキラはハンターとして成り上がるためにその依頼を引き受けた。
2人の契約が成立したその時から、アキラとアルファの数奇なハンター稼業が始まった。(サイトの紹介文より)
2019年5月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
荒廃した未来世界で、旧世界の遺物を持って来て売っぱらって生計を立てる少年の話。まあ、ファンタジーじゃないけど、危険に飛び込んでったり、強い武器買ったりと冒険者的な感じ。最初は普通の少年だったアキラがアルファの補助を受けることでだんだん成長していくのが良い感じ。とはいえ、スラム的な精神も持ってて、時々他の人には分からない理由でキレてみたり。高額な装備に手を出せるようになって、本人も少しレベルアップして、なんかだんだん人外になってる気もするなぁ。…それでも、まだアルファの依頼を果たせるようにならないから、どんだけの難度だ? って感じ。
全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
家に帰るとカノジョが必ずナニかしています1

友達の関係が破綻した過去を持つ泉ヶ丘颯人は、高校では積極的なぼっちを選び、充実したおひとり様生活を送っていた。そんな颯人の生活も父親からの一通のメールと来訪者によって崩壊することになる。一人暮らしの部屋の契約を盾に、父親から要求されたのは、“レンタル家族”月夜野朱莉との週末同居だった…。
2019年5月に発売。
“学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇”とか“姉と妹の下着事情。”(1巻の紹介はこちら)とかの作者の新作。
初っぱなから訳の分からん状況の上、朱莉の挙動が微妙にあやしい。で、レンタル家族とかいって乗り込んでくるのに、料理ができないとかなかなかポンコツな。。。学校ではぼっちを貫くはずがうまく行かなくなってきたり…というか、なんでこんなにモテるんだか(笑)
全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
タグ : 家に帰るとカノジョが必ずナニかしています 柚本悠斗