復讐の聖女
聖女ジャンヌ・ダルクの魔女裁判に関わり、彼女を死に至らしめたことを後悔していたギョームは礼拝堂で祈りを捧げていた時に、死んだはずのジャンヌに声をかけられる。彼女の目的が復讐だと聞いて、ギョームはその度に同行することを決意するが…。
2018年5月に発売。
“星降る夜は社畜を殴れ”とか“緋色の玉座”(1巻の紹介はこちら)とかの作者の新作。
ファンタジーかと思ったら、“緋色の玉座”と同じ歴史系。…まあ、死んだジャンヌ・ダルクが蘇って復讐を果たすというのは立派なファンタジーではあるんだが(笑)
ジャンヌを陥れたのは誰かとか犯人を捜す旅みたいな感じで、復讐を果たすジャンヌを手伝ううちに、その真の目的が分かったり、お互いに信頼関係を少しずつ築いたりとそんな展開。旅を続けている間にその人物との関わりってところで歴史の復習みたいな説明もあって、全体としてはけっこう面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?1
電車で痴漢に遭っていた女子高生・織原姫を助けた桃田薫。連絡先を交換し合って、姫からのお礼をされて、一目惚れだった薫は勢い余って告白するが…。実は彼女は女子高生でも何でもなく、27歳のOLだった。それでも好きだという薫に…。
2018年4月に発売。
“異能バトルは日常系のなかで”とか“黒き英雄の一撃無双”(1巻の紹介はこちら)とかの作者の新作。
年の差カップルって意味なら“29とJK”(1巻の紹介はこちら)とか近いけど、男女が逆か。一回り上の彼女とか設定的に攻めるなぁ。。。(笑) まあ、けっこう子供っぽいところもあるので、それなりにお似合いというか。出だしはともかく付き合いだしたら、大きな波乱もなくイチャイチャという感じで、ケンカもなくてまったりと。まあでもそれが逆に良かったりして。
一回りが“ちょっぴり”か?というツッコミをいれたくなるけど、全体としてはかなり面白かった。
★やまぞ~的評価:◎
→2巻の紹介はこちら
タグ : ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか? 望公太
勇者のお師匠様にかかれば、異世界の魔王たちも幸せにできます!
師匠として育てた弟子の勇者が魔王を倒して一年。平穏な生活を送っていたリュートに女神が厄介事を持ってくる。異世界で討たれた魔王の娘たちを普通の生活が出来るようにして欲しいという。三人とも魔王の後継者として戦う訓練は積んでいたが、それ以外はさっぱりで…。
2018年4月に発売。
“勇者だった俺は幼なじみの執事になりました。”の作者の新作。
なまじ力は強いから大騒ぎ。でもリュートの方が強いので言うことは聞くというか。そもそも衣食住を押さえてるんだから逆らえないか。更正させようと家事をやらせたり街に出かけたりと平和な日常を送るはずが、ちょっとしたことで騒ぎを起こしたり、張り合ってケンカしたり。…たいへんだね、お師匠様。
それにしても、全員が幼女とかどうなんだろ。。。まあ年齢がバラバラだと平等に扱えないかな?w あと、てっきり一番弟子(?)の勇者が乱入してドタバタが加速するのかと思ったけど…それは2巻以降かな?
全体としては、まあまあ面白かった。
★やまぞ~的評価:○
八男って、それはないでしょう!13
トンネル騒動が落ち着き、ヴェルとカチヤの結婚式が行われる。だが、その後で、冒険者としてのカチヤの師匠リサが自分を差し置いて結婚したことに怒りカチヤに会いに来るという。ヴェルと寝ることで魔力が増大するという秘密がばれそうな危機に…。
2018年4月に13巻が発売(前の紹介はこちら)。
リサ登場。というか原作の色んな話を絡めてて、ドタバタになってるけど、これはこれで面白いかな。
リサと導師の飲み比べの話とか、イーナが変な趣味の貴族に頼み事される話とか、本筋とは関係ないんだけど楽しめた。
★やまぞ~的評価:○
→14巻の紹介はこちら
タグ : 八男って、それはないでしょう! Y.A
モブ子の恋2
地味で隅っこにいる方が落ち着く田中信子は、大学に入ってから始めたスーパーのアルバイトで気になる人に出会う。同じアルバイトの入江は、入ってすぐの頃、困っていた信子を助けてくれ、それ以来気になってしょうがない存在。信子を気にしてくれて優しくしてくれる彼に信子は恋をしてしまい…。
2018年2月に2巻が発売(前の紹介はこちら)。
今度は入江の方の事情。なんか裏面みたいな感じ。でもなんで地味な信子が好きになったか、きっかけみたいのが描かれてて、これはこれで納得というか。
で、お互いに意識しだして、周りからも少し助けられながら、ちょっとずつ勇気を出して近づいていく展開がなんともじれじれ(笑)
★やまぞ~的評価:○
→3巻の紹介はこちら
異世界が地球を制圧して100年、東京に帰ったらエルフの家族ができました。
地球が突然、別の惑星とぶつかってはじまった大混乱。相手はエルフの住む惑星で、その住人達は身体能力に優れ、魔法を使えた。あっという間に占領された地球の中で、ソウタはとあるエルフにより人体実験の材料とされていた。そこから解放され、新たな家族とともに暮らすようになったが…。
2018年4月に発売。
“これはゾンビですか?”とか“暗黒騎士を脱がさないで”とかの作者の新作。
100年経って、自分が昔住んでた家に住むって言うのもなぁ。。。住人は何のユカリもない人間が我が物顔で住んでるし。…まあ悪い人じゃないのが救いか。で、異世界惑星から来たのはエルフだけじゃなくてモンスターもいて、ソウタの新しい家族はそういうのと戦ってたりして…ってな感じ。エルフが使っている魔法はそれぞれに固有のだったりして、人間とエッチなことするとそれが強くなるとか何とか言われてて…ってことでソウタの争奪戦とかもあったり、実はソウタが魔法使えたり、モンスターともこっそり戦ったりとか色々な感じ。なんか最後のオチ(?)はなかなか良かったというか、大それた望みだね、というか。
全体としては、けっこう面白かったかなぁ。。。
★やまぞ~的評価:○