魔人の少女を救うもの
魔人を倒した英雄・アルルクル。その幼馴染みにして旅路の途中で脱落したウィズ。努力はしたが、強くはなれず、傭兵として以降をすごそうと考えた時に、盗賊に襲われている少女を助ける。少女の助けも借りて何とか盗賊を倒したウィズに、その少女・アローンは故郷までの護衛を頼み…。
2018年1月に発売。
勇者パーティの影の存在的な話は、web小説ではちょこちょこ見かけるけど、たいていは弱くても何か支援系で優れていたりとかするもんだが、ウィズは本気で足手まといという感じ。それでもウィズに護衛を頼んだアローンだけど、その事情がだんだん分かってきて…というか救われないなぁ。。。まあ救われない同士で身を寄せ合ってってことで、いちおう最後に少しの救いはあるんだけど全体的には残念な感じの話かな。
あまり好みではないけど、全体としては、まあまあ面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 魔人の少女を救うもの 西乃リョウ
地獄の教頭5
県立朱地高校。表面化はしていないものの、不良教師・イジメ問題・モンスターペアレントなどの問題を抱えている。そこに赴任してきた教頭・近衛修文(このえ おさふみ)52歳。頼りなさげな風貌ながら、教頭としての職務を全うしようと時に過激な手段も辞さないが…。
2017年11月に5巻が発売(前の紹介はこちら)。
椎名編の後日談というか。一通り終わったら、椎名の方も憑きものが取れたみたいになってるな。まあ、平和(?)に終わって何よりというか。
次は短編が二つ(片方は次に続くけど)。生徒の話と先生の話が一つずつで、それなりに暗いというか業の深い感じの話なんだけど、過去話まじえた椎名の話に比べるとインパクトが…。まあ、近衛がどんだけ情報通かってのが分かって怖いけど。
★やまぞ~的評価:○
お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか
町内の人気者・魔光少女まほろば☆マホマホ。その追っかけをしていた平地護常は偶然にも彼女の正体を知ってしまう。それがなんとクラスメイトの庄川さんで、その後もバレそうなタイミングで変身したりとなかなか目が離せない。フォローを重ねているうちに彼女の中である感情が湧いてきて…問題はそれを護常が気付いていないことだった…。
2018年1月に発売。
“スタンプ・デッド”とか“カンスト勇者の超魔教導”(紹介はこちら)とかの作者の新作。
マスコットキャラもいるのにスキだらけって、魔法少女に向いてないだろ(笑) 護常の方もフォローする気はまんまんなんだけど、庄川さんの様子がおかしいことに気付けって。。。いや、魔光少女関係には鋭いんだけどさ。
ということで、ドタバタなすれ違いラブコメ。
全体としては、まあまあ面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
僕と君だけに聖夜は来ない
人には見えないものが見えてしまうために、周囲から浮いてしまっている白波瀬なつみ。そんななつみが気になって関わっているうちに彼女のことが好きなってしまった黒江理一はクリスマスイブの日に告白するも、なつみは死んでしまう。気付くと日付が戻っていて、再びクリスマスイブを過ごすことになるが…。
2018年1月に発売。
“いつかの空、君との魔法”の作者の新作。
時間ループものというか。しかし、状況動くまでに中盤までかかるというか、ヒロインが死にまくってるのが斬新ではあるけど、けっこう精神的に来るものが…(泣) まあ事情が分かって状況は動いたはずなのにループは続くってのもけっこうキツイけど。結局、ループを抜け出してもハッピーエンドと言えるかって感じだし。
まあ救いがないわけではないので、全体としてはまあまあ面白かったというところかな。。。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 僕と君だけに聖夜は来ない 藤宮カズキ
からかい上手の高木さん7
西片は、いつも隣の席の高木にからかわれている。どうにか見返してやりたくて、いろいろ考えるけれどいつも高木の方が上手。だが高木がいつもからかうのは馬鹿にしようとかいう理由ではなく…。
2017年12月に7巻が発売(前の紹介はこちら)。
今期、アニメ化。
表紙にあるみたいに、入学の時の話が出てきて、高木さんとのなれそめ(笑)も。何というか、因縁というか。。。まあ、高木さんとしては、西片が気になるようになったきっかけってことなんだろうけど、西片にとっては厄介な女の子に目をつけられた感じかな(笑)
まあでも、スピンオフ出ちゃって結末は分かってるから、なんか本編もそっちに近づきつつある…?
★やまぞ~的評価:○
→8巻の紹介はこちら
タグ : からかい上手の高木さん 山本崇一朗
からかい上手の元高木さん1
西方と結婚した高木さん。娘のちーちゃんも産まれて、元高木さんは娘と仲良く夫の西片の帰りを待つ毎日だが…。
2017年12月に発売。
“からかい上手の高木さん”(1巻の紹介はこちら)のスピンオフ。ちょうど“高木さん”がアニメ化なのでタイミングはいいね。5巻でちらっと出てたけど、大人になった高木さんと西片とその娘さんの話。
というか、からかう対象が娘になったか。…性格ゆがまないかね(笑) まあ、まだまだ西片もからかい足りないみたいだし、娘と一緒になって西片をからかったり、逆に西片と娘で高木さんをからかおうとして失敗したりとなかなかバリエーションで出てきてて良い感じ。
全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
タグ : からかい上手の元高木さん 山本崇一朗 稲葉光史
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?4
夢で見たあの子のために1
幼少期に家族を惨殺された中條千里は、学校には通うが、一見、自暴自棄のような生活を送っていた。だがそれは痛みによってのみ得られるものを欲してのことだった…。
2017年12月に発売。
“鬼燈の島”(1巻の紹介記事はこちら)とか“僕だけがいない街”(1巻の紹介記事はこちら)の作者の新作。
双子と感覚を共有したり、記憶が蘇ったりという感じで、両親を殺された後もしばらくは双子の兄が生きていて、感覚を共有することで両親の仇の情報を得ていて…ってな設定。とはいえ、傍目にはヤバイやつだよな。。。苦労しながら何とか集めた情報をつなぎ合わせて、犯人につながりそうなところに行けたか? と思ったら、なんか別の方向に話が動きそうな気配が…。
う~ん、まだ話が見えないところもあるので、全体としては、まあまあってところか。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
タグ : 夢で見たあの子のために 三部けい
魔王城のシェフ3
師匠のロカと再会して数日、シイガは夢で女神クリエと出会い、未知の食材や強力な魔物がいる新しい世界の存在を告げられ、それを乗り越えたら“究極の食材”をもらえると言われる。ルイーナ、グレイス、ロカとともにダンジョンに挑むシイガだったが…。
2017年12月に最終3巻が発売(前の紹介はこちら)。
最初に魔王と勇者を籠絡しちゃったし、あとは神様ぐらいしかないよなぁ、という感じで、VS神様。神っぽい理不尽な言動もありつつ、シイガが自分の料理を見つめ直して原点に立ち返るきっかけにはなったというか。途中で師匠がえらいことになってたけど、基本、ハッピーエンドだからな、この話。
★やまぞ~的評価:○