世界最強は家族と仲良く出稼ぎ中!
求索士として、何でも屋的な仕事をして子どもばかりの大家族を養うカイト。実は彼の正体は“災滅者”と呼ばれ、世界を滅ぼしうる存在だった。平和な日常を過ごしつつ、自身を生み出した組織を追うカイトだったが…。
2015年11月に発売。
“シンマと世界と嫁フラグ”(1巻の紹介はこちら)とか“逆道の覇王戦記”(1巻の紹介はこちら)の作者の新作。
子ども達との日常を守りつつ、権力者たちとも適当に付き合い、組織の隠れ家とか見つかったら潰しに行く的な。子ども達を守りつつ、カイトの心は逆に子ども達に救われてるという非常に王道な感じの話だけど、全体としてはけっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 世界最強は家族と仲良く出稼ぎ中! 空埜一樹
ダーウィンズゲーム8
命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした1
修学旅行に向かうバスの中のはずが、気付くと見知らぬ空間にいた新井和馬。「ナナシ」と名乗る女が突然現れ、生き残りをかけたゲームをやらされることになる。日常にうんざりしていた和馬はこれ幸いと気に入らない奴ら(=ほとんど全てのクラスメイトや教師たち)を殺してやろうと決意するが…。
2015年11月に発売。
なかなかエグイ感じのタイトルで、中身もそんな感じ。主人公のゲスっぷりと、悪知恵の応酬が何かすごい。騙し合いと他人を蹴落とす非道っぷりはいっそ爽快感すらある感じだけど、読む人を選ぶ作品かも。
とりあえずこれだけやって、あのラストというのはありなのかも知れないけど、やまぞ~的には今ひとつだった。ストーリーは悪くなかったんだけど、全体としてはまあまあ面白かったというところかな。
ところでタイトルに“1”って入ってるんだが、2が出るんだろうか…。
★やまぞ~的評価:○
救いをこの手に
辰巳 東吾(24)
無職(個人投資家)。無一文、パンツ一枚で異世界に旅立つ。着いた先は魔物の楽園『魔園(まえん)』と呼ばれる無人島。誰もいない無人の大地にて殺した魔物のスキルを奪う《吸収スキル》を使用して生きて行く。
人を信じることのできない東吾は大きなうねりに巻き込まれ逃れようと足掻く。善と悪の境界が曖昧で、優しくも残酷でありながら人であることを捨てきれない。そんな矛盾を抱えた東吾は愛する者たちを守るために覚悟を決める。(サイトの紹介文より)
2015年12月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。web版は完結済み。終盤、シリアスになっていくらしい。
一人寂しくレベル上げ&スキルゲット。まずは強くならないと生きていけないっていう感じで原始人のような格好(表紙参照w)しながら生き延びて、難破船に乗ってきた連中と仲良くなって、何とか人里へ行こうか、というところまで1巻。
ああでも、一人で生き延びてたのはページ数的には序盤って感じか。あとは難破船のメンバーと交友を深めるというか。いろいろお節介して信用されるようになってるけど、話自体はあんまり進んでないというか(笑) ヒロインもリビナ(表紙の女の子)っぽいけど、まだ微妙な感じだし。でも、ちょっとした事件というかイベントがぽろぽろ起こってるので大きな意味では話が動いてなくてもそれなりに楽しめるかな。
全体としては、まあまあ面白かった。
★やまぞ~的評価:○
くま クマ 熊 ベアー2
天神─TENJIN─1
航空自衛隊で事故を起こした父親が言っていた言葉の答えを見つけるために、同じ道を選んだ坂上陸。空にいるという天神に会うためにツライ訓練にも耐えてパイロットを目指すが…。
2015年12月に発売。
原作は小説。
戦闘機乗りっていうのは、ある種あこがれがあるよなぁ。とりあえず訓練の過程がメインで、そういう意味では実際に飛ぶのは多くはないけど、普通だと知らない分野の話なのでなかなか面白い。
同僚の女の子も出てきてるけど、恋愛要素とか全くなさそうだし(笑)
全体としては、まあまあ面白かった。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
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