断罪のイクシード1
![]() | 断罪のイクシード -白き魔女は放課後とともに- (GA文庫) (2010/10/16) 海空 りく 商品詳細を見る |
藤間大和(ふじま やまと)が通う私立将星学園(しょうせいがくえん)の2年C組。ある日、迎えた転校生・東雲静馬(しののめ しずま)は、気味が悪いほど美しく、周囲との関係をかたくなに拒絶しようとする少女だった。彼女が気になる大和は、何かと関わろうとして…。
2010年10月に発売。
実は彼女は悪魔を狩る魔法使いでした、って設定。
で、大和の方も、昔、悪魔に関わって、父親と剣術の師匠を助けられなかったって過去があって、今度こそっていうんで、静馬に関わって助けようとして…という展開。
まあ、設定とか大筋の展開はそんなに珍しいわけではないけど、ちっちゃい事件と大きい事件と日常生活とうまく噛み合わさってるおかげで、飽きさせずテンポ良く話が進む。悪魔絡みの暗めの話と日常の明るめのとギャップも良い感じ。あとは主人公がとにかく前向きなのがいいかな。魔術の設定はしっかり考えられてる割りにはなんか存在感薄いのは残念だけど。
作者は2巻を出す気まんまんみたいだけど、どうだろね。やまぞ~的にはなかなか面白かったし、あんまり出番のなかった幼馴染みとか義理の妹とか、失われた大和の6歳以前の記憶とか、話のネタはあるけど。。。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
無刃のイェーガー3
![]() | 無刃のイェーガ―3 -覚悟する少年と諦めぬ少女- (HJ文庫) (2010/11/01) 葛西伸哉 商品詳細を見る |
知士として成果を上げだしたエリヤだが、突然、大臣に呼び出される。卒業後の研究者としての身分の保証の代わりに大臣が持ち出したのは、戮機(スローター)を制御して兵器として使うという案だった。悩むエリヤだったが…。
2010年10月に最終3巻が発売(前の紹介はこちら)。
いや、あっさり才能が開花して重要人物になったな、エリヤ。まあ、その辺は大人の都合というか(笑) まあ国家レベルの話になって、最後をしめるには規模としてちょうどいいというか。
話としては全体としてけっこうまとまった感があるかな。エリヤの知士としての成長と、ディナへの想い。それと、ディナのエリヤへの想いってことで、ちゃんと決着がついてる感じで。
ツェルギオの立ち位置がなんか終始、微妙な感じだったのが気になったかなぁ。ライバル的な立ち位置の割りにはけっこういいヤツだったしなぁ。
後書きで作者が言ってるように“無理や無駄なしに”まとまった感じで、シリーズ全体としては◎の印象。
★やまぞ~的評価:◎
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌2
![]() | おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 (MF文庫J) (2010/10/21) 葉村哲 商品詳細を見る |
相変わらず放課後をダラダラとゲームをしながら過ごす宗司・一乃・キリカの3人。一乃が作ってきた“告白すごろく”で“好みの異性のタイプ”を答えることになった宗司に他の2人が食いつき、いつものごとくケンカを始める。おまけに宗司の妹のリリスまで乱入して…。
2010年10月に2巻が発売(前の紹介はこちら)。
と、最初の話はゲーム同好会してるけど、残りの話はゲームとはあんまり関係ないなぁ。
なんかキリカに対抗心を燃やして、一乃もデレてきた感じで、おまけに兄ラブのリリスまで加わって何が何やら。すっかりラブコメだなぁ。
まあ、相変わらず小話がたくさん入ってて、さらさらと読めるのがいい感じ(と思ったら、最後はちと重かったけど)。今回は、クールだったはずの一乃の崩れっぷりというか壊れっぷりもいい感じ。
★やまぞ~的評価:◎
→3巻の紹介はこちら
タグ : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 葉村哲
ナナとカオル5
![]() | ナナとカオル 5 (ジェッツコミックス) (2010/10/29) 甘詰 留太 商品詳細を見る |
年末年始、家族とは別に家に残るナナとカオル。お互いの予定を確認しないまますれ違い、ナナは生徒会長の家に、カオルは家に残って館とのプレイをすることになるが…。
2010年10月に5巻が発売(前の紹介はこちら)。
おや、館ちゃん復活。ああ、でもこの娘は、なんかあっけらかんとしてるから、ナナの時のような“いけないことしてる”感みたいのがないね~。
で、ナナが館にヤキモチ焼いたりしてるんだけど、好きな人として、というよりは、プレイの相手としてって感じだなぁ。会長も、カオルに対して、ナナが好きだって宣言したし、何か人間模様がもつれだしたなぁ。。。
★やまぞ~的評価:○
→6巻の紹介はこちら
時間商人 トキタの死期、カナタの思恋
![]() | 時間商人 トキタの死期、カナタの思恋 (ガガガ文庫 み 1-8) (2010/10/19) 水市 恵 商品詳細を見る |
いつもと同じトキタのオフィスに鳴り響く電話。カナタの姉で、時間取締官のハルカからだった。しばらくなりを潜めていた時間盗賊が活動しだしたということで、トキタにも警戒を促す電話だったが…。
2010年10月に4冊目が発売(前の紹介はこちら)。
すっごく久しぶりに出たと思ったら、なんかサブタイトルからして、最終巻か、大きな節目っぽい。読んでみると中身も何やらいつもと違う様子。
登場人物も限定されて、1冊まるまるで時間盗賊との戦い(というほど大げさな戦いにはならんけど)が描かれる。サブタイトルにある通り、トキタが死んでしまうのか、カナタの思いは通じるのか、というあたりは読んでのお楽しみということで。
ちなみに今回、後書きがない。最終巻でもおかしくない流れだけど、最終巻だったら後書き入れるよなぁ、普通。。。
★やまぞ~的評価:○
魔法使い(♂)と弟子(♀)の不適切なカンケイ3
![]() | 魔法使い(♂)と弟子(♀)の不適切なカンケイ 3 (電撃コミックス) (2010/10/27) 紺矢 ユキオ 商品詳細を見る |
魔界の王の眷属として消滅を免れた幾丸。チャームの能力を備えて、他の女の子の関心をひいてしまったり、このはの精気を吸いそうになったりと今までと違った苦労が続出するが…。
2010年10月に3巻が発売(前の紹介はこちら)。
人間やめて、魔法使いもやめてしまったわけで、守護騎士の役目とかイシュタルの主役とどうするんだ? って事態になって、このはが魔法使いに! おお、“魔法使い(♀)と弟子(♂)の不適切なカンケイ”(男女逆。(笑))になるのか? って思ったら、新キャラが登場。
で、新キャラ・瑠璃垣ミナミ=幾丸 / このは=イシュタル というカップリング(?)に。まあ、裁定を下したのは幾丸の妹の百香だし、このはのいいようにはならんよね。で、天然系のあけっぴろげなミナミに、“暴食”を失って、時に吸精衝動に襲われる幾丸がどこまで耐えられるか…。
う~ん、一応、魔界とのアレコレもあるんだけど、人間関係(恋愛関係)の方が面白いなぁ。。。
★やまぞ~的評価:○
→4巻の紹介はこちら
今日の電車。
そういえば、今日、通勤の時に使った電車がファンタジア文庫の宣伝車だった。
寝ぼけた頭で電車待ちしてたら、見慣れたイラストが視界に飛び込んできてびっくり。
まあ、外側だけだから、乗っちゃうと意味がないんだけどね。。。
寝ぼけた頭で電車待ちしてたら、見慣れたイラストが視界に飛び込んできてびっくり。
まあ、外側だけだから、乗っちゃうと意味がないんだけどね。。。
ザ・ジャグル5
![]() | ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことを 〈5〉 (ハヤカワ文庫JA) (2010/10/25) 榊 一郎 商品詳細を見る |
未だに戦時中の悪夢にうなされるジェイド。復讐の対象を失って沈むブリジットと、それをなぐさめるバレン。それぞれが戦争を引きずる中、“ジークルーネ”によりオフィールへの破壊工作を進める。
一方、キャロルはジェイドが“手品師”であるとの確信に至り、彼を呼び出して確認しようとする…。
2010年10月に最終5巻が発売(前の紹介はこちら)。
最終巻。今回は1巻まるまる1つの話。
何となくジェイドが死ぬ的なエンドかなと思ってたんだが、それは外れ。まあ、そうじゃないパターンでよくあるエンディング(ガンダム○○〔←しまった、伏せ字になってない(笑)〕的な俺達の戦いはこれからも続くって感じの)。まあ、5巻の戦いがメチャクチャ派手で、最終巻っぽいといえば最終巻っぽいけど。
う~ん、あと、ラウラかキャロル、どっちかとジェイドがくっつくかと思ったんだが。それはなかったなぁ。まあ、テーマ的にはジェイドの戦争と戦後って感じだったから、それにケリがつく(ジェイドがケリをつける)のが一番ってのは分かるけどね~。。。
暗い話ではあったけど、なかなか楽しめたので、5巻であっさり終わったのがちょっと残念。
★やまぞ~的評価:◎
セク研 1
![]() | セク研! (ガガガ文庫) (2010/05/18) 大泉 りか 商品詳細を見る |
庶民で成績もギリギリだったのに、伝統あるミッション系お嬢様学校である聖・九宮学園(せい・くのみやがくえん)に合格してしまった中山素(なかやま もと)は、入学式に向かうバスで変わった生徒たちに目を付けられる。何やら伝統ある“セク研”という部活の生徒らしいのだが…。
2010年10月に2巻が発売。1巻を読んだ。
庶民の主人公がお嬢様学校で何やら散々な目に会う、というのは話の筋としてはけっこうあるかなぁ。
マジメな研究のように見せかけて素は色々とセクハラされ、でも次第にそれに慣れてセク研を居心地良く感じるようになり…って展開。
明るいタッチっていうのか軽めな感じなので、そんなに感じないけど、実はガチレズなんじゃないか、これ。女性の作家さんらしいけど、意外と女性の方がエグいエロを書いたりするんだよね…。
まあ、テンポ良く話が運ぶので、なかなか面白く読めたけど。
とはいえ、最後のオチはなんか見えてたし、今さらって感じだったなぁ。。。う~ん、ぼちぼち。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
これはゾンビですか? 5
![]() | これはゾンビですか?5 ああ、マイダーリンはロクデナシ (富士見ファンタジア文庫) (2010/05/20) 木村 心一 商品詳細を見る |
ハルナの魔力を奪い去ったクリスの行方を探す歩。少ないコネをたどって、クリスの行方と弱点を、それぞれ吸血忍者とヴィリエで禁固刑を受けている京子から教えてもらえることになった。だが、よりにもよって、約束の日付が重なり…。
2010年10月に6巻が発売。5巻を読んだ(前の紹介はこちら)。
やっと追いつくかと思ったら新刊が出てしまった…。
吸血忍者の方は頭領を復活を機に開かれる保守派と革新派との会合、京子の方は宴会の席でってことでちょうど学校の友達で開くことになっていた宴会に呼ぶ。で、歩は掛け持ちでバタバタ。
登場人物勢揃い+新人αって感じで、いやそろそろ頑張らなくてもいいんじゃないかってぐらい人が大勢出てくる(笑) 今回は情報集めだったんで、敵が出てこなかった分、なんとかなったけどね。まあ、ぼちぼちと平和に終わり、断片的ながら情報も入って……でもまだ、クリスにはたどり着きそうにないなぁ。。。
ああでも今回は歩の行動中心だったから、あっちこっち行った感は少なかったかな。
う~ん、でもたくさん出てくると、ユーの存在感が薄くなってる感じがしてちょっと寂しい。。。
★やまぞ~的評価:○
→6巻の紹介はこちら
タグ : これは、ゾンビですか? 木村心一