まかでみックス ふぁーすと - さーど
![]() | まかでみックス ふぁーすと 御主人様と呼ぶんじゃねえッ! (ファミ通文庫) (2008/05/30) 榊 一郎 商品詳細を見る |
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![]() | まかでみックス さーど 将軍様と呼ぶんじゃねえッ! (ファミ通文庫) (2008/12/26) 榊 一郎 商品詳細を見る |
高校生・周防千里は、家庭内の不和を避けるために家を出て、新たに作られた全寮制の“アバロン学園都市”に入学する。
そこは、魔法使いたちが作り上げた一般人との共存を実験するために作られた都市で、世間とは隔絶された場所だった! しかも一般人のサンプルとして入学を許可された千里には、生活の面倒を見てくれるパートナー(女の子)がつくという。
“普通”でいたい千里と常識外れな環境。千里の学園生活は…!?
2008年12月に3巻が発売。
“まじしゃんず・あかでみい”の続編にあたる話。登場人物や世界観を共通にしつつ、主人公は交替。今度は一般人。
体験入学している一般人の中でも千里は常識派っぽく、学園のやり方にいちいち疑問をいだく。まあ千里自身の過去にも関係がありそう。“まかで”に比べて主人公の内面は暗めだが、周囲の状況は対照的に明るい。というか壊れ気味。本文で使われるネタとか、次巻予告とか“まかでみ”以上に暴走気味。そろそろ誰か止めた方がいいんじゃないか。。。
学園都市自体の存在に反対するグループも何種類かいて、正体不明の敵の妨害工作とか、千里自身の謎とか、3巻で出てきた拓人(“まかでみ”の主人公)とか、方向性とか事態の収拾とかない感じ。
ちなみに千里はアニメの“まかでみ・WAっしょい”最終話にちょこっと登場(3人娘がとりもどしたプレゼントの元の持ち主。小説版では別の人物だった)。
★やまぞ~的評価:◎
→4巻の紹介はこちら
タグ : まかでみックス 榊一郎 まじしゃんず・あかでみい
鋼殻のレギオス
![]() | 鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫) (2006/03) 雨木シュウスケ 深遊 商品詳細を見る |
故郷の槍殻都市グレンダンで天剣授受者に選ばれるも、不祥事で挫折したレイフォン・アルセイフは、学園都市ツェルニの普通科に入学して、武芸以外で生きる道を探そうとする。しかしレイフォンの過去を知る生徒会長によって、再び武芸の道を進むことになる。
都市の自衛軍の小隊長ニーナの武芸に対する真摯な姿勢や故郷の幼馴染リーリンからの手紙によって、レイフォンは次第に真剣に武芸に向き合うようになるが…。
2008年12月に11巻が発売。 ※2009年1月からアニメ化の予定。
大気が有害な物質で満たされていて汚染獣という危険な生物が徘徊しているため、人間は閉鎖された都市(意思を持って自立歩行する)に住んでいる。都市を動かすための希少金属の争奪戦のため、二年に一度、都市同士の対抗戦が行われる。という世界設定が特殊な感じ。
メインの武器は剣だが、“剄”の使用によって様々なバリエーションがあるため、剣兼魔法のファンタジーという感じ。
本気になると強いけど普段はうじうじ悩んでるレイフォンが成長する話だけど、学園が舞台なので同年代の女の子との関係も。。。まあレイフォンは思いを寄せられても気付かないくらいニブちんだけど(笑)。
普段のまったり学園生活と汚染獣やら対抗戦の緊迫との描写の落差、本気になった時のレイフォンの圧倒的な強さなど面白い。かなりギャグモードになってる短篇も楽しい。
アニメはキャラクターデザインがな~。悪くないんだけど、小説の挿絵が今ひとつアニメ向きの絵ではないんで、違和感あり。まあ、小説で絵の出てこない都市とか汚染獣がどんな風に描かれてるかは興味深いけど。。。
★やまぞ~的評価:◎
ムゲンのセンカ 1
![]() | ムゲンのセンカ 1 (角川スニーカー文庫) (2008/12/27) 六塚 光 商品詳細を見る |
幼なじみの千夏(せんか)が死んで半年。秋島令はようやく平静さを取り戻していた。
そんな中、あらわれる千夏。しかも姿形が微妙に違って3人も!
事実を確かめようとした矢先、令は襲われ、事態は急転する。“多元並行世界”をまたいで何人もの千夏が令をめぐって戦いを繰り広げることに…!?
2008年12月に発売。
パラレルワールドの同一人物たちが一堂に会して何かをするってのは、別の小説でもあったな。。。そっちでも性格とか得意技が違ったような。コレでは、とりあえずスナイパーとアンドロイドと巫女さんとボンテージ。…う~ん。
とりあえず3人出したはいいけど、それぞれの過去とかがあんまり掘り下げられてないなぁ。まあ、1巻だから背景の説明とかがメインってことかな。あと、令の双子の姉(正体は読んでのお楽しみ)のブラコンっぷりがすごくて、食われてるせいもあるか。2巻以降で千夏たちの復権なるか? 乞うご期待。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
かぐや魔王式!
![]() | かぐや魔王式(まおしき)! (MF文庫J) (2008/12) 月見 草平 商品詳細を見る |
文武両道・品行方正な錦織貴(にしきおりたかし)は、好感度抜群で人望もある。
ただし優等生の仮面の裏は、毒舌ツッコミの腹黒少年。ある日、ふとこぼした一言と秘蔵の手帳から、正体がばれてしまう。しかも相手は、“魔王”のあだ名を持つ危険人物・輝夜真央(かぐやまお)! 秘密にしてもらう代わりに、貴は、真央の世界征服を手伝うことになってしまい…!?
2008年12月に発売。
外向きは好青年だが腹黒ってキャラ設定は珍しくないが、それを上回るアクの強い美少女とのとりあわせってのは面白い。
だけど、真央の無軌道っぷりが方向性がなくてただのイタイ人になってたり、貴の腹黒っぷりも最初以外、今ひとつ発揮されず、いつのまにか二人が惹かれ合う的な展開は今ひとつかな。さくさく読めるのはいいんだけど、もう少しまじめに世界征服もやってみるとか。
二人にからんでくる異能力者の女の子も何か物足りない。
★やまぞ~的評価:○
タイタニア 第12話「エーメンタール潜入」
やっとこ(というと不謹慎だが)リラがお亡くなりに。
原作ではプチっと死んで、ファンもあっさり次の女を見つけてたのに、アニメはずいぶんひっぱるなぁ、ひょっとして殺さない気か? とも思い始めた今日この頃。
やっぱりそこはさすがに。
リラが死なないと、ファンのタイタニアへの怒りが生じないからなぁ。
なんかアニメは展開がゆっくり。まあ、脇話とか、掘り下げた話は面白いけど。
原作ではプチっと死んで、ファンもあっさり次の女を見つけてたのに、アニメはずいぶんひっぱるなぁ、ひょっとして殺さない気か? とも思い始めた今日この頃。
やっぱりそこはさすがに。
リラが死なないと、ファンのタイタニアへの怒りが生じないからなぁ。
なんかアニメは展開がゆっくり。まあ、脇話とか、掘り下げた話は面白いけど。
アリアンロッド・サガ
![]() | アリアンロッド・サガ(1) ルーズ・ソードマスター (富士見ファンタジア文庫) (2008/12/20) F.E.A.R.矢野 俊策 商品詳細を見る |
陽動のためヘルムート・エーデン伯爵の屋敷に忍び込んで捕まったアルだが、仲間の女スパイ・ナーシアに見捨てられて途方に暮れる。同じく忍び込んでいた泥棒の少女セルマに偶然、脱出できたが、伯爵の悪行と野望を知って、伯爵と対峙することに。
2008年12月に発売。
ファンタジーっぽくて男が表紙のラノベは久しぶりに見たような気がしたので、とりあえず買ってみた。
剣あり魔法ありの正統的なRPGチックなファンタジー。と思ったら、アリアンロッド・サガっていうTRPGのノベライズだそうな。
特に難点はないけど、若干物足りなさのようなものを感じてしまうのは、最近のラノベのアクの強い設定に慣れてしまったせいか。今、『ロードス島戦記』とか『ルナル・サーガ』のリプレイとかノベライズ作品を読んだら、やっぱり物足りないんだろうか。いや、安心して読めるけど。
あ、でもせっかくTRPGが土台なら、もう少しパーティ戦闘を入れて欲しかったかな。
★やまぞ~的評価:◎
タグ : アリアンロッド・サガ 矢野俊策 ロードス島戦記 ルナル・サーガ
カプレカ
![]() | カプレカ 1 (1) (CR COMICS) (2008/01/07) 松本 真 商品詳細を見る |
莫大な借金を抱え、極貧生活をしている羽乃(うの)と優奈(ゆうな)。生活を切り詰めても、バイトをしても減らない借金を大幅に減らす仕事が、秘密組織〈ARCA(アルカ)〉の依頼で集めている謎の水晶。この水晶で怪物に変わってしまった人間を倒すため、2人は組織による改造手術で得た力を使って無敵の超人“カプレカ”に変身する!
2008年7月に2巻が発売。
人並み外れた能力を持つ羽乃と優奈がキスをすることで変身するんだが、変身したキャラは女王様キャラの別人格。お互いがお互いを大切にしてるっていうそっち系の傾向もありつつ、特撮とか魔法少女系の展開がメインかな。(2人が1人に変身ってウルトラマンAみたいだし。←古いか)
正義のためとかではなく、借金返済のために戦うというのが、今時っぽい設定かなぁ。怪物になる人間たちの事情もそれなりに描き込まれてたりすることもあるし。
萌っぽく特撮ヒーロー的な話を作りました、って感じですかね。
★やまぞ~的評価:○
SHINO
![]() | SHINO ―シノ― 黒き魂の少女 (富士見ミステリー文庫) (2006/02/10) 上月 雨音 商品詳細を見る |
“僕”は大学一年生。親の転勤で引っ越していた九州から四年ぶりに大阪に戻ってきた。
偶然再会した幼なじみ(?)の小学五年生の支倉志乃の両親が多忙なため、一緒に夕飯を食べたり、面倒を見ている。
物静かでほとんど手のかからない志乃だが、猟奇的事件や怪事件に異常な興味を示し、また巻き込まれるという厄介な性格をしている。志乃が心配な“僕”も彼女と一緒に事件に巻き込まれるが…。
2008年12月に9巻目が発売。
本のタイトルはシリーズ名+サブタイトルで、何巻ってのがわかりにくい。いつの間にか9冊も出てたんだ、みたいな。
年齢の割に異常にクールな支倉志乃が猟奇的事件や怪事件を推理して解き明かすというのが基本構成。事件解決には主人公はあまり役に立たず、ホームズでいうワトソンみたいな役どころかな。
ほとんど感情を表に出さない志乃だが主人公には懐いているらしく、巻を追うにつれて主人公を巻き込むのをいやがるようになる。とはいえ、大学一年生と小学五年生で“純愛系ミステリー”って言われてもなぁ。クールな小学生というのが“萌え”要素と言えなくもないか。
話の展開自体は淡々と進むけど、意外と読み飽きない。周辺の人物が濃いキャラなのでそれなりにバランスもとれてるのかな。
9巻では主人公と志乃の再会の時に起きた事件の再燃みたいな事件が起こって、過去が語られてるけど…。
★やまぞ~的評価:◎
いつか天魔の黒ウサギ
![]() | いつか天魔の黒ウサギ1 900秒の放課後 (富士見ファンタジア文庫) (2008/11/20) 鏡 貴也 商品詳細を見る |
鉄大兎は平凡な高校一年生。空手に熱中していたこともあるが、ケガで足を痛めてからは特に何もせず、日々を過ごしていた。
…ある日、交通事故に遭うまでは。
死んだはずの自分が生き返り、それとともに忘れた幼い日の記憶も蘇る。約束を交わした少女のことも…。
2008年11月に発売。
大兎は、幼い頃にサイトヒメアという少女に呪いと称して特殊能力を与えられる。それが“15分間の間に7回までなら死んでも再生することができる力”。う~ん、特別ほしくもなければ役にも立たない能力。
交通事故でいったん死んで、能力が発動した大兎は、敵にとらわれたサイトヒメアを助けて敵を倒す。でも1巻の終わりで新たな敵のカゲが…。という感じで2巻は2009年1月発売予定。異世界やら派手な魔法やら出てきて盛り上がりそうな感じなんだけど、主人公の能力が地味なので今ひとつ盛り上がりにかける感じかな。ストーリー展開とかラブコメ度はそれなりだけど。
★やまぞ~的評価:○
タグ : いつか天魔の黒ウサギ 鏡貴也