CLANNAD ~tomoyo dearest~
![]() | CLANNAD ~tomoyo dearest~ (角川コミックス ドラゴンJr. 117-2) (2008/10/09) Key 住吉文子 商品詳細を見る |
文武両道で、生徒会長を目指す坂上智代は、ふとしたことから不良の岡崎朋也が気になるようになり…。
原作のゲームの方はやってない。
サブヒロインの坂上智代と主人公・朋也に焦点を当てた構成になっている。
ゲームをやっていなくても話は追えるが、ゲームをやっていた方が分かりやすいのかなというところもある(ゲームの話が前提になっている設定とか、人物とか)。
まあ1巻におさまるボリュームと、最後はハッピーエンドに終わっている点がいいかな。
でも智代と主人公のつきあい方はけっこう唐突。ゲームの方だともっとちゃんと過程を踏むんだろうか。。。
★やまぞ~的評価:○
アルスラーン戦記1-13
![]() | 王都炎上・王子二人 ―アルスラーン戦記(1)(2) (カッパ・ノベルス) (2003/02/21) 田中 芳樹 商品詳細を見る |
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![]() | 蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス) (2008/10/07) 田中 芳樹 商品詳細を見る |
大国パルスの王太子・アルスラーンは父王に冷遇されていた。アルスラーンの初陣の戦でパルスはルシタニアに敗北、以後、パルス復興の戦いが始まる。
復興と父王との確執を超えて、アルスラーンはパルスの王位につくが、古の災厄・蛇王ザッハークがよみがえる兆しが見え…。
13巻が先日発売。
久しぶりに出た上に、登場人物が多くて話が断片化されていて、ところどころ記憶がつながらない。こりゃまた12巻読まないと。
やっとこ「アルスラーンの十六翼将」がそろったと思ったら、あっという間に「十五翼将」に。なんだかなあ。まあ、以前の後書きで「増えたら減らせばいい」とか書いてあったしな。さすが「皆殺しの田中」。。。とはいえ、今回のについては殺す必然性はなかったんではないかという気も…。
だんだんと話が暗い方向に向かいつつ、はたして終わるのかという疑問も残る。
★やまぞ~的評価:◎
→14巻の紹介はこちら
神様のパズル
![]() | 神様のパズル 1 (Flex Comix) (2008/06/04) 内田 征宏機本 伸司(原作) 商品詳細を見る |
卒業すら危うい大学生・綿貫基一は、受講ゼミの教授から天才少女・穂瑞沙羅華の面倒を見ることを頼まれる。独創性に欠けると批判され、ゼミにも出ずに閉じこもっていた彼女を変えたのは「宇宙は人間に作れるのか?」という疑問。ゼミでの研究テーマとして、基一は穂瑞とともにこの疑問を研究することになるが…。
1巻が発売中。
なんか聞いたタイトルだと思っていたら、原作の小説もあって映画化もされている。
面倒を見られているうちに、穂瑞が綿貫を憎からず思うようになり、でも綿貫には密かに思いを寄せる女性がゼミにいて(というか彼女目当てでゼミを選んだ)…、といった感じで三角関係になるのかな、ならないのかな、とか。
実は宇宙を作ろうと思ったらとんでもないエネルギーが必要で、その点だけでも人間には不可能なんじゃないか、とか。
なぜか主人公が近くの農家を手伝ったりとか。
いろいろあります。
主人公をバカ扱いしつつも気になる穂瑞。同じツンデレでもこっちの方がいいかも。あ、でもこの娘は「ツン」だけど「デレ」じゃないかも。。。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 神様のパズル
百舌谷さん逆上する
![]() | 百舌谷さん逆上する 1 (1) (アフタヌーンKC) (2008/06/23) 篠房 六郎 商品詳細を見る |
転校生の百舌谷小音(もずや こと)は、金髪ツインテールの美少女である。だが、彼女は重い病気にかかっていた。
それは…ツンデレ!
彼女の言動に、クラス中が振り回され…。
1巻が発売中。
作中ではツンデレを、ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害なる病気として扱っている。
タイトル通り、小音はささいな事でキレて暴れたり、かと思うと自分の病気を武器にして脅しをかけたり。仲間はずれやいじめ、男女でケンカ、など小学生らしい展開もあり。その手の話が好きな人にはいいのかな。
個人的には、ツンデレ=病気っていう設定は面白いんだけど、ちょっとなあ…。
★やまぞ~的評価:△
覇者の三剣1
![]() | 覇者の三剣 (富士見ファンタジア文庫 と 1-1-1) (2008/10/20) 十月 ユウ 商品詳細を見る |
人を襲って喰らう「メギド」が跋扈する世界。拳や剣など原始的な武器しか通じないメギドを倒すための兵を育成する「武街」の学園に、那斬蒼(なぎり あおい)が転校してくる。幼馴染みの少年・飛流要(ひりゅう かなめ)と共に、全てのメギドに死を与えるべく蒼は戦う。
新刊。
トラウマを抱えた凄腕の剣士が、人間の敵を相手に戦う。っては設定としては珍しくないかな。
人間同士でもいろいろ思惑が入り組んでたり、本気を出すときの蒼の力は普段は要が封印していて、二人で一組、剣と鞘の関係だったり…。まあ、その要の性格の歪みっぷりがなかなかグッド。
蒼のトラウマの原因は、要の姉・美亜と過去に起こったことなのだけど、細かい事情は話が進まないと分からないみたい。
★やまぞ~的評価:○
→2・3巻の紹介はこちら
ARIA
![]() | ARIA (1) (BLADE COMICS) (2002/10) 天野 こずえ 商品詳細を見る |
地球から火星のネオ・ヴェネツィアにやってきた水無灯里(みずなしあかり)は、半人前の水先案内人(ウンディーネ)。先輩のアリシア・フローレンスと猫のアリア・ポコテン社長のいるARIAカンパニーで、一人前になるべく練習する日々を送る生活の中、ネオ・ヴェネツィアの美しい風景や様々な人々との出会いの中で、成長していく。
全12巻。 ※前身にあたる『AQUA』という作品(2巻)あり。
ほわほわ系でくさいセリフ好きな主人公の癒し系の話。アニメ化もされているが原作の雰囲気をうまく出している。
四季に沿って話は続き、主人公が成長していくが、あまり主人公の成長に重点を置いていないようで、1話完結でどっから読んでもほとんど問題ない話を集めている感じ。なので、劇的な展開とかはない。
★やまぞ~的評価:○
四季使い
![]() | 四季使い 1 (1) (シリウスコミックス) (2006/01/23) たかなぎ 優名是空 とおる 商品詳細を見る |
ごく普通の中学生だった季月アキラは、突然“夏の四季使い”に襲われる。その危機を救ってくれたのも四季使いだった。次々と現れる四季使いの関心は、アキラの秘められた力にあった。
6巻まで発売中。
季節にまつわる風物(熱とか氷とか)を武器に戦う人たち。自分の属する季節に関係する力しか使えず(夏の四季使いは氷の呪文とかは使えない)、呼び出す呪文は節気とかをとりまぜたもので、発想としてはおもしろい。主人公は思春期まっさかりってことで、恋愛的な要素もあったり。
アキラの秘められた力が“森羅万象”っていうオールマイティな能力って言うのはどうかなとは思うけど、一応不安定で制御できない状況ということでバランスはとれている。春・冬vs夏・秋と2つの陣営に分かれて戦っているけど、争点が人間の環境破壊と気候変化にどう対処するかってところで、ちとありきたりかな。
なんか発想のわりには、背景とか実際の戦闘が単なる魔法合戦に近くなってしまっているのが残念な感じ。
★やまぞ~的評価:△
ウェスタディアの双星1-3
![]() | ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章 (電撃文庫 お 10-5) (2008/01/10) 小河 正岳 商品詳細を見る |
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![]() | ウェスタディアの双星〈3〉世を忍ぶ将軍漫遊記の章 (電撃文庫) (2008/09/10) 小河 正岳 商品詳細を見る |
国の支えである国王を失い、貴族たちがウェスタディアを見限る中、前国王の人柄にひかれてとどまっていた商人チェザーリと、修道院を出てきたばかりの新女王ルリシアは懸命に国を建て直そうとする。
そんな中、隣国の襲撃により軍事的な危機を迎えた二人が採用したのは、経験の浅い参謀・アルファーニと素行不良で降格されていたバドエルだった。6000 VS 600という圧倒的な不利な状況の中、二組の双星はウェスタディアを守れるのか…。
2008年9月に3巻が発売。
最初はチェザーリが主人公かと思ったけれど、3巻まで読んだ感じでは、軍人コンビの方がメインっぽい。まあ、要所要所でルリシア・チェザーリのコンビも出張ってるけど。
単純な戦争物とは違って、国を救うための政略をチェザーリがめぐらして、軍人コンビがそれを軍事面で補完するというのが面白い。もう少し政略面も出していってもらえるといいかなあ。やっぱり戦闘部分の描写が多いから(まあ、絵?になるのは分かるんだけど)。
★やまぞ~的評価:○
→4・5巻の紹介はこちら
タグ : ウェスタディアの双星 小河正岳
EX!
![]() | EX! (GA文庫) (2007/02/14) 織田 兄第うき 商品詳細を見る |
正義の味方と悪の改造人間とを両親に持つ大和一哉が転校したのは、悪の組織の運営する学校!
町内で起こる事故や事件で人命救助に出動したり、正義の味方に襲われたり、波瀾万丈の学園生活が始まる…。
6巻まで発売中。
前に紹介した「フラグの王子様」を書いた作家さんの作品。正義の味方と悪の改造人間の子どもっていうありそうでない設定。しかも悪の組織が運営する学校に入学っていうのが面白い。
ただ、悪を貫く組織じゃなくて、慈善活動とかで地域に溶け込もうとしているのはどうかね。まあ、理解されずに正義の味方に襲われる葛藤とかは描き甲斐があるかもだけど。周りは改造人間の子どもだったりするので、変身したり特殊能力を持っていたりとけっこうバラエティにとむ登場人物が多い。で、独善的で石頭な正義の味方とか出てきたり。そうした人間関係とか戦いの中で主人公が成長していくっていうのはありがちな展開かな。
最初の方は面白かったけど、最近マンネリ気味な気も…。
★やまぞ~的評価:◎→○